20080228

小学六年生。

23日。わすれがたき故郷、早稲田大学劇団木霊の公演におじゃましました。

あたたかかった数日がウソのような極寒の夜に、暖房設備もなくすきま風ふきこむ築数十年のおんぼろアトリエ。

カラダが冷えると何に対してでもなく殺意がめばえる性質ですが、

舞台上の役者の半袖+膝たけスカートという薄着と

あまりの芝居の熱さに3℃ぐらいは体感温度が上がって結果オーライ。

役者かわいかったし。



最年少くんとは6才差ですよ。

自分小学6年生のときに黄色い帽子かぶったぴかぴかの1年生ですよ。

もう別の生き物な気すらする。

むしろ6才年上ならぜんぜんふつーなのに。



トシをとるのはすてきなことですって大黒摩季大先生も歌っておられますが、

そのときそのときのライフステージで喜怒哀楽ポイントはかわるから、

それをじっくりかみしめて生きてくのがなんだかんだ楽しいです。


そして20前後のそれを体当たりでかみしめているだろう彼ら彼女らの姿をみて、

私も少しほんわかした気持ちになりましたとさ。






そういえば

気が合いますね、koe、贋作夏の夜の夢をみて、

NICKはちょいとF1層ターゲットなんじゃないかと思い込んでたけど、

Welcome to the Moon を観てやっぱりそうでもないなと感じました。



私はいまだに男性の深い心理というのがわかりませんが、

孤独感っていうものは性別関係なくあるものね。



みんな泣きたい夜にはどうしているのかしらね。

20080215

死に場所と生き場所。

「本棚」っていう本を買いました。
ちょうど今部屋に大きい本棚がほしいなと感じていて、一番ほしい型のものそろえると5万円くらいになっちゃうから、
とりあえず書店で見つけた「本棚」っていう本で満足を得ようとしてみました。

まだ少ししか読んでいないけど、

ひとそれぞれ生きているって感じる場所があって、それが映画の中だったりギャンブルしてるときだったりお酒飲んでるときだったりするっていう話がしょっぱなに書いてありました。


私は舞台に立っていたときもそうだけど、
けっこういろいろなときに生きているって感じることができるので、幸せだなと思った。

役者をつづけることはなかったけど、
いま舞台に立ち続けているひとたちは、自分の生き場所を見つけていて、
それは何よりも幸せなことなんだろう。

死ぬまで生き場所を見つけられないで死んで行くのは、生まれてきた意味があるんだろうか?

なんてちょっとだけ考えてしまったけど、

そもそも生まれてきたことも生きることも死ぬことも実は意味なんてないと思っているので、その思考はすぐに終わった。

楽しいことが一番。
人の役に立つことが二番。

人の役に立てることが楽しいと思えれば最高。

今はそれでいっか。



そういえば、ネコとか死ぬときに姿をくらまして絶対に死ぬところを見せないっていう話にすごくロマンを感じるのだけど、

自分の死に場所ってどこだろう、とか考えます。

ネコっぽいと言われ続けて24年ですが死ぬときはちゃんと家族にみとられたいです。

むしろ武道館の真ん中であらゆる知人にみとられたい。

そう考えると、みんなにみとってもらえるよう、ちゃんと下準備しなくちゃなと、他人に優しくなれるような気もします。

死に方を考えるのは、後ろ向きではなくて、生き方を考えることにつながるんだよね。

20080207

やっぱり生が良い。

ツタヤの提供してるDVD宅配レンタルサービスあるじゃないですか。
DISCUSっていうんですけど、去年の夏頃から利用してます。
延滞が得意な私には、郵便受け取りのポスト返却、そして返却期限ナシの条件は
とっても魅力です。
月8本まで借りられて1980円。CDもOK。
便利なことこの上ないので今まで相当お世話になってます。


でも。でもね。


ひとつだけ難点があるんですけど、集中力がつづかないんです。観ていて。
だいたい自宅のPC(溺愛Mac)でストレッチとか筋トレしながらみてるんですけど、
ひととおりやると雑誌めくりながらとか本読みながらみちゃうんです。
そういうことってないですか。
めんどうくさがりのおうちゃくな中間子O型なので、いっぺんにいろいろ済ませたくなってしまう。

お風呂では読書とメール返信と一人カラオケと歯磨き。
電車の中ではiPodで英語聞きながら文庫本読んで腹式呼吸。

そんなんで自宅にいてDVDだけみるなんてできるわけない。

やっぱり緊張感と臨場感がなくっちゃ!!

ということで。公演が終わってから、ハイペースで映画館に通ってます。

いやはや、劇場でみると全然入り込みかたが違う。
画面の大きさ、音響、なにをとっても段違いでいい。
DVDの7倍のお代を払っても、7倍以上楽しめれば全然いい。


(これは別にDISUCUSの批判じゃなくて、私の集中力のなさの話です。念のため。
サービスはすごく便利だし続き物ドラマなんか借りるときとかラクなのでおすすめ)




ネットの普及とかでエンターテイメントの幅がぐんと広がって、
値段や価値に対して個人の視線がシビアになってきてから、
ますます小劇場のあり方が厳しく問われるようになったんじゃないかな、と思います。
CDアルバム1枚分、友達と2時間居酒屋飲み、マッサージなら30分、ユニクロTシャツ3枚分。

企画運営の予算上、チケット代は事前に決められてしまいますが、
ほんとうは芝居に値段をつけるのは、お客様の心の中でだけだと思います。

チケット代以上の価値を感じていただけるよう、私は私の立場から舞台づくりをサポートします。

#13では、私の至らなさからご迷惑をおかけしてしまったお客様もいらっしゃって、本当に心苦しかった。
次回、絶対、よりすてきな公演にします。

6月にまたお会い出来たら幸いです。

春から夏への変化は駆け足ですすみ、真夏の強烈な陽光は24時間も天空を

去年の年末に新宿オペラシティで開催されていた北欧モダニズムデザインの展覧会を観にいったときに出会った言葉。

なんだかすごく胸に響いて、思わずその場でメモをとった。




春から夏への変化は駆け足ですすみ、真夏の強烈な陽光は24時間も天空を。




北欧では白夜が生活する人々に大きな影響を与えていて、それは善悪をつけることではなく、

ただ事実としてそうあって。

その自然の大きさと厳しさと美しさをぜんぶ表しているひとことだなと思った。

日本では季節の変化はまだゆったりとしているし、日の出はかわっても昼も夜もかわらずくるし。

四季があるし。

地球には私の想像にも及ばない多様性がある。



オーロラはぜいたくすぎるけど、流氷はいちど見てみたい。

砂漠を歩きたい。





人生が少しだけいとおしくなる。

そんなひとことに出会えた。

#13公演終了いたしました。

ご来場いただいたみなさま、天候の悪いなか本当にありがとうございました!
予想を上回るご来場者数で、客席がかなり狭くなってしまいまして申し訳ございません。
今回の公演はいかがでしたでしょうか?

私は2日目の15時半からの回を桟敷席で観劇しましたが、やっぱりちょっとせまかったです・・・
キャバシティ&目標来場者数の設定をもっと厳密にしなければなぁ、と反省いたしました。

次回はもっと良い公演にできるよう、いろいろやるべきことが見えました。
がんばります。
もしお気づきの点がございましたら、パンフレット内の宛先にご連絡下さい。
改善させていただきます。



身内びいきじゃないけれど、芝居はおもしろかったです!
というか、以前にみて、おもしろいと思ったから身内(スタッフ)になったわけで・・・
いちファンとして舞台裏も舞台上も見れる立場なのは、とってもおいしいポジションなのです☆

現在NICKでは当日運営のお手伝いさん・演出助手を募集しております。
たとえば今回なら受付・会場内のお席へのご案内・ドリンク提供などをお手伝いさんにお願いしており、
1ステージだけの参加でもまったくかまいませんので、
もし興味をお持ちの方がいらっしゃいましたらnickproduce※gmail.comへご連絡下さいませ。
(メール送信時は※を@に変更してくださいね)

次回は6月の公演になります。会場&演目は未定ですが、決まり次第随時こちらで報告させていただきます☆

普段からも更新していきますので、どうぞこれからもおつきあいください。

ではでは。またじかにお会い出来る日を楽しみにしつつ。

ご来場、まことにありがとうございました!


たかた

20080201

満員御礼@土曜日

本日予約数を計上しましたところ、2日、土曜日の19:30〜の公演がほぼ満席となっております。
ご予約いただいたみなさま、本当にありがとうございます☆
初日の幕が開いたときにお客様がいっぱいいてくださると、テンションあがります〜。

今後ご観覧を検討下さる方は、ぜひ日曜日の回にいらしてくださいませ!
12:30〜、15:30〜、18:30〜と、一日に3ステージございます。
原宿で買い物がてら、参道でお散歩がてら、代々木公園でうとうとがてら。
ご来場を心よりお待ちしております。


なお、御予約は「リンク」の#13公演webサイト内の予約フォームからも受付いたしておりますので、
どうぞご利用下さい。