20080526

恋はひとりじゃできない。

誰かがそばにいるから楽しいことって
いっぱいある。

映画でも
買い物でも
ごはんでも
お風呂でも
眠るだけでも

となりに誰かがいるだけで
ひとりのときとは
まったく違う時間になる。


家族でも
恋人でも
友達でも

「あなた」がいてくれることで

「私」の時間がかわる。


そんなつながりの中に生きて、ある。

今回のお芝居は、ただ2人の男女に焦点をあて、
深く濃く痛々しく
いとおしく
描いた脚本で、

これは、できれば「だいじな人」と観てほしい作品。

愛とか、よくわかりませんけど。
あるのかも知らないけど。

目に見えないものの存在を、感じるには、
においや味や肌触りなんかが
大事だけど。


テレビや映画じゃ感じられない、
役者の体温で劇場の空気が熱くなる感覚。

その熱さを感じることが、
目に見えない
愛とか
希望が

ある

ような気持ちにさせるかもね。

すごく当たり前のことを書いてしまったな、と思う。


でも、
当たり前のように流れる時間を
当たり前のように感じる切なさを
当たり前のように交わされる言葉を

どうしようもなく確認したくなるときって、ある。


あるよ。